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日本政府はカンボジア国内のNGO団体2団体にプロジェクト支援とプロジェクト参加者への食料安全確保のための資金として合計69万2522ドル(約7500万円)を援助した。
 

今回の援助は2018年12月27日に締結された日本NGO連携無償資金協力によるものだ。援助を受けるNGO団体は「ハート・オブ・ゴールド(Heart of Gold)」と「公益財団法人国際開発救援財団(FIDR=Foundation for International Development/Relief)」だという。

「ハート・オブ・ゴールド」は39万6033ドル(約4200万円)の援助を日本政府より受け、国立体育・スポーツ研究所(National Institute of Physical Education and Sport)を支援する予定だ。具体的には、同機関のカリキュラムの充実や教師育成、体育授業のための設備充実を目指すという。同機関には約65人のスタッフ、200人のトレーナー、80万人のカンボジア人生徒が所属している。

また、コンポンチュナン州でプロジェクトを担う、今回日本より援助を受けるもう一つのNGO団体の「FIDR」は、29万6489ドル(約3100万円)の援助金を受け取る。同NGO団体は稲作農家での生産性向上や多様性促進、また子供への食糧支給やRolea Pheir地区やTuek Phos地区、Boribo地区における農家間の交流促進を目的としている。

また、同地域で生活する25万人の国民への食糧支給も行うという。

駐カンボジア特命全権大使である堀之内秀久氏は「今回の援助を通して教師育成プロジェクトや体育講義の充実を願っている。また、農家への支援でカンボジア人の生活が豊かになり、十分な食糧や健康がもたらされることを期待している」と語った。

「ハート・オブ・ゴールド」のテヅカコウジ氏やFIDRのミナミユウコ氏は、自身のNGO団体がプロジェクトを責任を持って遂行し、日本人の税金を有効に活用すると述べた。