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プノンペンでWorldBridgeグループによって建設される複合商業施設であるワールドブリッジアリーナ(WA=WorldBridge Arena)が、11月にオープンする。既に小売業者が入る予定のスペースのうち半分は出店店舗との契約が決まっているという。
 
都市資産部門のマネジメント担当であるSimon Griffiths氏は、WAに対してコンサル業務を行っている。同氏によると、WAは1000万ドル(約11億円)の費用が投資されて建設され、13のメインビルが含まれるという。
 
同施設は幅広い商品を取り扱う予定で、ファッション商品から電子機器、工芸品、美容製品まで品揃えが豊富となるという。
 
同氏は「WAは小売業者だけなく、最も有名な自国発のレストランやカフェも含むことになる。お客さんはアイスクリーム屋やコーヒーショップ、パン屋などで、中国料理からクメール料理、西洋料理、日本料理、ベトナム料理まで様々な料理を楽しむことができる。また、食べ物だけでなく、ショーイベントや映画、スパ、マッサージなどのエンターテイメント施設も用意してある」と語った。
 
同氏によると、既に販売スペースの50%は出店店舗との契約が決まっているという。
 
カンボジアの旅行代理店のChhay Sivlin代表は今回の新たな施設の誕生を歓迎した。同代表は新たなエンターテイメント施設の誕生はカンボジア国内外における商業部門の発展の余地、需要を示していると述べた。
 
同代表は「今回の施設は観光客にとって王国内の新たな目的地となるだろう。首都プノンペンへの観光客の急増を期待している」と語った。
 
コーヒーをカンボジアに卸している会社RCGのJiranun Wongmongkol代表は、今年12月に同施設内にコーヒーショップをオープンすると話した。
 
同代表は「我々は今回の施設オープンが成功することを願っている。現在、プノンペン市内には多くのカフェはなく、今回の施設はプノンペン中心部やタクマオ市からあまり離れていない」と語った。
 
WAはトンレバサック川とChak Angre Krom地域の国道2号線間に位置する予定で、1.3ヘクタールの土地を占めることになるという。