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29日、バタンバン州とバンテイメンチェイ州間の鉄道が運行を開始した。今回の鉄道運行開始では既存の線路が改修・拡張され、鉄道のスピード制限を設けられた。

Sun Chanthol運輸大臣は「新しい鉄道はバンテイメンチェイ州の州都シソポンからバタンバンまでは約65キロの距離を約2時間半運行する。7月末までは無料で乗車可能だ」と話す。

拡張される前の鉄道は4月4日に、ポイペト市とシソポン市の間48キロの距離で運行を開始した。

Sun Chanthol運輸大臣はまた「新たに鉄道が開始したことで車の運転手には注意してもらわなくてはならない。既に車と鉄道の衝突事故が3件発生しているため、鉄道が優先だということを運転手には認識してもらいたい。鉄道は車と違い、すぐに止まることのできるブレーキの機能を持っていないのだ」と続けた。

公共事業運輸省は5月29日にバタンバン州からポーサット州までの107キロの距離、その後ポーサット州からコンポンスプー州までの134キロの距離の鉄道建設を計画しているという。

今回のポイペト市とシソポン市までの新たな鉄道建設では7,600万ドル(約83億円)が投資された。そのうち1300万ドル(14億円)はアジア開発銀行が、残りの金額は政府が投資したという。

タイの首都バンコクとプノンペン間の鉄道建設も計画されている。現在話し合いがおこなわれている段階で、完成時期はまだ未定だという。

Sun Chanthol運輸大臣はさらに、プノンペンからシェムリアップ州まで、シェムリアップ州からバベットまでの鉄道建設の計画も明らかにした。現在調査がおこなわれているという。