フンセン首相は、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、延期されていたクメール正月の日程を8月17日〜21日に決定した。
本来、今年のクメール正月は4月13日〜16日までだったが、期間中に帰省や旅行など国民の大規模な移動から新型コロナウイルスが拡大する恐れがあったため延期が決定していた。
クメール正月の新日程をめぐっては、7月10日に経済財務省のオーン・ポンモニラット上級大臣兼経済財政大臣がフンセン首相に書簡を送ったという。
各省の大臣10人とカンボジア衣料製造協会(GMAC)やカンボジア観光連盟(CTF)など民間機関の代表者10人による会議によってクメール正月の新しい日程が決定したという。
ポンモニラット上級大臣兼経済財政大臣は保健省や観光省、公共事業運輸省及び地元当局に対して、安全対策の実施を要請したという。
カンボジアでは現在、全ての外国人を対象にした入国制限が講じられており、医療保険補償額が5万ドル以上の医療保険証明と新型コロナウイルスの陰性証明、到着時のデポジット3000ドルの支払いが求められている。