検索
NEWS

10日、カンボジア航空(Cambodia Airways)のカンボジア国内線が就航した。同航空初の国内線はKR801便で午前9時50分にプノンペン国際空港を出発し、シェムリアップ国際空港に10時35分に到着した。乗客は145人だったという。

カンボジア航空のマーケティングマネージャーであるSok Ravy氏は、プノンペン・シェムリアップ間とプノンペン・シアヌークビル間は毎日運行し、シェムリアップ・マカオ間とプノンペン・マカオ間、またシアヌークビル・マカオ間は1週間に4本運行すると語った。

同航空の初の国際線は7月21日に就航予定だという。

Ravy氏は7月末にシェムリアップと台湾を結ぶ直行便が就航予定だと述べた。

同氏は競合の航空会社が多いことを認めた上で航空業界には成長の余地が大いにあると語った。観光業界が活発化してきていることが背景にあるという。

同氏は「我々はカンボジアの観光業界が今後も成長することを期待している。観光業界が成長を続ければ質の高い航空便の需要が高まる。我々は質の高い航空機や長年の経験があるパイロット、訓練された客室乗務員など用意が整っている。そのため我々は今回の就航で成功できると信じている」と述べた。

カンボジア航空はPrince International Airlines Companyの投資で設立された。2017年7月6日にプノンペンで航空運送事業許可を得た。

カンボジア航空は2億ドル(約220億円)の投資を受け2機の「A319」が運行を開始した。また別の新たな「A320」は今年末に運航開始する予定だという。

Ravy氏は2020年までに計20の航空機を運航させる予定だと話している。新たに就航される予定の航空機は日本や韓国、その他ASEAN諸国を含むアジア諸国、ヨーロッパまで運航するという。

新たな航空会社がカンボジアの航空業界に参入したことで、カンボジアの空の広さの限界も関係して、合計44の空路を運航する同業者間の競争が激化することが予想されている。

カンボジア航空のChloe Lapeyre代表は、カンボジアは観光業界が活発化していくことが予想されているため非常に魅力的な市場だと述べた。

同代表はプノンペンにおいて合計70から90の航空機が毎日飛行しており、航空機の数は毎年30%増加していると語った。