<首都にある高層ビルの様子(KT / Chor Sokunthea)より>
アジア開発銀行(ADB)によると、カンボジアの経済成長は、昨年に続き2019年も7%と堅調を推移しているという。
アジア開発銀行(ADB)が毎年発行する、アジア経済見通し2019年(ADO)によると、2020年のカンボジアのGDP成長率は6.8%の減速成長を迎えるという。
カンボジアの輸出先である先進国や中国の景気が停滞するため、輸出や観光業の成長が緩やかになることが予想されている。
2018年は10.8%であった工業生産成長率は2019年に10.1%へと減速する可能性が高いという。
農業部門の成長率は、昨年の1.8%から減少し1.7%になると予測されている。
アジア開発銀行(ADB)のカンボジア駐在代表のSunniya Durrani-Jamal氏は、カンボジアの経済は今後2年間で成長が予測されると述べている。
「国外の経済が悪化しているのにもかかわらず、カンボジアは今後2年間、今まで以上の経済成長が見込まれる」と同氏は話した。
さらに同氏は「将来、カンボジアが成長するためには、技術的および職業的スキルなどカンボジアの人的資源の質を向上させることが必要だ」とつづけた。
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