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カンボジア日本友好橋が開通
<カンボジア日本友好橋の開通後のフンセン首相と堀之内秀久駐カンボジア特命全権大使の様子( KT /ケム・ソバンナラより)>
3日、カンボジア日本友好橋として知られるチョロイチャンバー橋は改修工事後、交通渋滞緩和のため開通される。
3日、フンセン首相と堀之内秀久駐カンボジア特命全権大使が開通式を開催した。
フンセン首相は自身のFacebookアカウントで、カンボジア日本友好橋はプノンペンと他の州を結ぶため非常に重要であると述べた。
フンセン首相は、「改修されたカンボジア日本友好橋は、日本とカンボジアの協力によりトンレサップ川に架かる重要な橋であり、日本の資金援助により建設された」と述べた。
国際協力機構(JICA)によると、2017年9月に橋はひび割れのため改修工事が行われたという。
修繕工事完了は当初6月の予定だったが、計画より早く改修したという。
「カンボジア日本友好橋で、交通渋滞が緩和され、人々の移動が円滑になるだろう。また、プノンペンと各州の貿易が促進され経済活動もより活発になる」と首相は述べた。
1963年、全長709mのトンレサップ川にチョロイチャンバー橋は建設されたが、1970年代の内戦によりほとんどが破壊されたという。
チョロイチャンバー橋は1992年に日本の支援により再建され、プノンペンと州を結ぶ重要な経済回廊として1996年に再開通した。
カンボジアのGDP成長率、2019年は7%の見込み
<首都にある高層ビルの様子(KT / Chor Sokunthea)より>
アジア開発銀行(ADB)によると、カンボジアの経済成長は、昨年に続き2019年も7%と堅調を推移しているという。
アジア開発銀行(ADB)が毎年発行する、アジア経済見通し2019年(ADO)によると、2020年のカンボジアのGDP成長率は6.8%の減速成長を迎えるという。
カンボジアの輸出先である先進国や中国の景気が停滞するため、輸出や観光業の成長が緩やかになることが予想されている。
2018年は10.8%であった工業生産成長率は2019年に10.1%へと減速する可能性が高いという。
農業部門の成長率は、昨年の1.8%から減少し1.7%になると予測されている。
アジア開発銀行(ADB)のカンボジア駐在代表のSunniya Durrani-Jamal氏は、カンボジアの経済は今後2年間で成長が予測されると述べている。
「国外の経済が悪化しているのにもかかわらず、カンボジアは今後2年間、今まで以上の経済成長が見込まれる」と同氏は話した。
さらに同氏は「将来、カンボジアが成長するためには、技術的および職業的スキルなどカンボジアの人的資源の質を向上させることが必要だ」とつづけた。
カンボジア政府、日本スマートシティ構想を承認
閣僚評議会の書簡によると、ASEANー日本スマートシティネットワークとASEANー日本都市化開発民間公共フォーラムは、まもなく政府の承認を受け、カンボジアで開催される可能性が高いという。
土地管理都市計画及び建設省に送られた書簡は3月1日に署名され、11日に公表された。
カンボジアの三大都市であるプノンペンとシェムリアップ、バタンバンはAsean Smart City Networkに統合される予定だ。今回のネットワークは各地域間の結びつきを強化することを目的としており、現在、アセアン地域の26都市に及んでいる。
「スマートシティ」という用語は街の都市化を目指すものだ。都市化とは交通渋滞や水、大気の質、平和、治安などの急速な都市化を目指すスマートで持続性の高いテクノロジーのことだという。
Chea Sophara国土整備・都市化・建設大臣は2月下旬に開かれた「カンボジア – 日本都市化開発」民間フォーラムに出席し、日本政府による2つのイニシアチブへの支持を表明した。
同大臣は「国土整備・都市化・建設省は今回の協力を待ち望んでいる。日本人ビジネスマンや日系企業が現地企業と協力し、カンボジアに投資をできるように可能な限りサービス提供などをおこなっていきたい」と語った。