ACLEDA:未来の銀行

ACLEDA Bank Plc Phnom Penh headquarters. Khmer Times

カンボジア最大の銀行の1つであるACLEDA Bank Plcは、世界最大の開発金融機関である中国開発銀行(CDB)が1億3,000万ドルの長期ファシリティ契約を締結したと発表しました。

ACLEDAの社長兼グループマネージングディレクターであるChanny氏は、資金源の多様化は銀行の持続的かつ戦略的な成長を支えるために非常に重要であると述べました。

「カンボジア証券取引所(CSX)に上場している企業の1つとして、資本市場からの資金を動員して資本を強化し、短期の資金調達ニーズのために金融市場や国際金融機関からの預金を利用できます。銀行の長期的な成長を支援するCDBなど」と述べた。

「このCDBの1億3000万ドルの長期ファシリティにより、銀行は少なくともさらに5,000の中小企業に手を差し伸べることを期待しています」

CDB広西支部の副総経理、リュ・ジナン氏は、ACLEDAはカンボジアの中小企業(SMEs)の開発を支援するメインバンクであると述べた。CDBは、この信用協力がより多くのカンボジアの中小企業がCOVID-19の流行と戦い、生産を再開するのを助け、カンボジアの経済回復を促進する上でプラスの効果をもたらすと固く信じていると述べた。

「CDBはACLEDA銀行とのさらなる協力を発展さ
せ、急速な経済成長を促進し、カンボジアにおける真の開発の可能性を実現する上でより重要な役割を果たす」とZhinanは述べた。

2020年3月末の時点で、ACLEDA Bank Plcの総資産は25.01兆リエル(61.5億ドル)、貸付残高は16.22兆リエル(3.99億ドル)、預金総額は17.69兆リエル(43.5億)でした。

アクレダ銀行とは (ACLEDA BANK PLC )
2000年10月に専門銀行に移行し、2003年12月には本格的な商業銀行としての免許を取得しました。
2010年からアクレダ銀行はカンボジア最大の銀行として、税引後利益、支店数、ローンポートフオリオ、貯蓄、払込資本金、総資産など全てにおいてマー ケットリーダーの地位を保持しています。
又、日本企業が株式保有してます。
三井住友銀行:18,25%
オリックス:12.25%

店舗数:カンボジア252拠点 ラオス41拠点 ミヤンマー6拠点
また、2020年5月25日にカンボジア証券取引所(CSX)に上場いたしました。
商銀ではカンボジアで初となります。

カンボジア:カジノ営業再開へ

フンセン首相は、新型コロナウイルスの影響で4月より営業が停止となっていたカンボジア国内の約200のカジノに対し、営業を再開することを許可した。クメールタイムズ紙などが報じている。

4月1日からの約2か月間の休業期間を経ての営業再開となる。

カジノの営業再開は7月3日の閣僚会議で新型コロナウイルスの感染状況が安定していると判断され、決定したものだとみられている。

カジノ営業再開においては、フンセン首相は新型コロナウイルスの感染拡大防止対策を講じると共に、保健省からの許可を得る必要があると発言したという。

カンボジア、中国から援助の医療品受け取る

カンボジア国防省は26日、中国から16トンの医療品を受け取った。

3月下旬にも中国はカンボジアの医療チームの感染対策を支援するため、同国に医療チームを派遣していた。

プノンペン国際空港で行われた引き渡し式で、プノンペンの軍人病院であるPreah Ket Mealea病院のGeneral Ly Sovan氏は、中国の継続的な人道支援は、カンボジアの軍医の緊急事態への準備と対応の改善に大きく貢献していると述べた。

また、Sovan氏は、Preah Ket Mealea病院は、3月下旬に中国から必要な診断機器を備えた新型コロナウイルス診断検査室の設置の支援を受けたと話した。

この支援では、中国での新型コロナウイルスの感染拡大が抑制された後に、中国がカンボジアに2トンの医療品を提供し、医療チームを派遣していた。

Sovan氏はPreah Ket Mealea病院には新型コロナウイルス患者を受け入れるための病棟を準備していると話した。

「新型コロナウイルス感染患者の受け入れ用の病棟には60部屋があり、最大120人の患者を収容できる。また、病棟は中国の医療基準に則っている。」とSovan氏は続けた。

Sovan氏によると、先週、軍医師はウドーミアンチェイ州で340人から検体を採取し、検査を行なったという。この検査では新たな感染者は確認されていない。

カンボジア、新型コロナウイルスの回復率は84%と発表

カンボジア保健省は18日、カンボジアでの新型コロナウイルスの回復率は84.43%だとの声明を発表した。

カンボジアでは新規感染者が12日から確認されておらず、クメールタイムズ紙の報道によると、20日時点で回復者数は107人になったという。

また、クメールタイムズ紙の20日付けの報道によると、感染者の86%にあたる105人がすでに陰性と確認され退院している。

回復者107人のうち、中国人が1人、イギリス人が5人、アメリカが人2人、ベルギー人が1人、フランス人が38人、カナダ人が1人、マレーシア人が12人、インドネシア人が2人、ベトナム人が1人、カンボジア人が44人だ。

保健省感染病対策局は、住民に対して、1週間に渡り新規感染者が確認されていないが、警戒心を緩めず、社会的距離を保ち、頻繁に手洗いを行うよう呼びかけている。

イオンモール3号店、CDCが許可 2023年開業へ

カンボジア開発評議会(CDC)は2023年に開業予定のイオンモールカンボジア3号店の投資許可を下したという。
 
CDCによると、イオンモールカンボジア3号店はプノンペン市街地から南部に延びるフンセン道路沿いに建設される予定だ。
 
登録された投資総額は2億8960万ドル(約317億円)にものぼるという。
イオンモールの公式HPによると、「(仮称)イオンモールカンボジア3号店」の敷地面積は約17万4000m2だ。
 
商業用不動産サービスおよび投資会社であるCBREのAnn Thida氏は26日、イオンモールの新たな投資はカンボジアの小売業の需要があることを示していると話した。
 
「プノンペン南部にはスーパーマーケットやショッピングモールはまだオープンしていない。そのため、イオンモールの開業計画はプノンペン南部における潜在性を示している。」とThida氏は話した。
 
イオンモールの開業予定地はフンセン道路沿いでも商用・住宅開発が進むエリアだ。
Chip Mong Groupが100ヘクタールの土地にChip Mong Landmark 60Mを建設しており、 Borey Pheng Hout investing社がショッピングモール「Star Diamond」の建設や住宅開発を行っている。
 
しかし、Thida氏はレジデンスや商業施設が完成する近い将来、同地域内の競争は激化するだろうと話した。
 
「現在は小売業の状況は良い傾向にあるが、今後2〜3年で競争が激化することが予想されている。そのため、商業モールは顧客獲得のための戦略を策定しなければならない。」とThida氏は話す。
 
イオンモールブランドの出店はカンボジア国内で3店舗目だ。
1号店は投資総額は2億500万ドル(約220億円)で、ソテアロス通りに2014年に開業した。敷地面積6万8000m2だ。
 
2号店は投資総額は1億2000万ドル(約131億円)で、センソック地区に2018年に開業した。